最新の全米シングル・チャートHOT 100で、JASON MRAZがシングル「I'M YOURS」を連続70週間チャートにランク・インさせるという驚異的な記録を打ち立てた。この曲は2008年5月3日に同チャートに初登場したのち13週目にはTOP 40入りを果たし、2008年9月20日に最高位となる6位まで上昇。その後、約1年を経た現在に至るまで、TOP 40圏内から1度も落ちることなくランク・インを続けている。

ちなみに70週目となった最新チャートでは、先週の23位から6つ後退した29位に付けている。
「I'M YOURS」がこれほどのロング・ヒットとなっている理由は、複数のジャンルで支持されていることが大きいようで、MAINSTREAM TOP 40/POP SONGS CHART、ADULT CONTEMPORARY CHART、ADULT TOP 40 CHART、TRIPLE A CHARTの4ジャンルでNo.1を獲得した唯一の曲となっている。また、その他にもLATIN POP CHART、SMOOTH JAZZ CHART、RHYTHMIC CHARTにもランク・インしており、NIELSEN SOUNDSCANが2003年に統計を開始したダウンロード・セールスにおいても、過去3番目の売り上げとなる440万ダウンロードを達成している。

今回の連続70週間チャート・インという記録は、LEANN RIMESの「HOW DO I LIVE」が1998年10月10日に達成した連続69週間というこれまでの記録を11年ぶりに塗り替える大記録で、2003年に同じく複数ジャンルで成功を収めた「THE REMEDY」の成功を遥かに上回る大ヒットとなった。

この驚くべき状況に、MRAZ本人は「実を言うと、『I'M YOURS』がラジオでかかることにはあまり期待をしていなかったんだ。もちろんアルバムの中では最高の曲になるとわかっていたし、時間をかけてオーディンスの心をつかんでいったのも目の当たりにしてきた。でもラジオでこれほどのヒットになるとは、まったくの予想外だったよ。僕の読みは完全に外れたわけで、本当に驚いている。そして僕の陽気なヒッピー・ソングがここまで愛されていることを、謙虚な気持ちで有難く受け止めているよ」とコメントしている。